蛋白質科学会若手の会代表 京都産業大学 二宮優季
2026年6月16日、鳥取県のとりぎん文化会館にて日本蛋白質科学会若手の会 第6回研究交流会を開催いたしました。昨年度と同じく年会前日に開催した本会には修士課程、博士課程といった大学院生だけでなく、学部生や研究員、教員といった様々な年代・所属・研究分野の若手研究者の方々にご参加いただきました。スタッフを含む計88名の若手研究者にご参加いただき、非常に活気あふれる交流会となりました。

今年度も招待講演およびポスターセッションを行ったのち、フリーディスカッションの時間を設けました。
招待講演では、昨年度の若手奨励賞優秀賞を受賞された高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所の稲葉理美先生をお迎えし、「多様な選択肢の中で進むキャリア ― 研究者としての経験から」と題してご講演いただきました。
稲葉先生がこれまで歩まれてきた研究者としてのキャリアを中心に、その過程で直面された悩みや葛藤、プライベートとの両立などについてお話しいただきました。また、自身のキャリアについて悩む学生からの質問にも真摯にお答えいただき、今後のキャリアを考える上で大変学びの多いご講演となりました。

ポスターセッションでは参加者を23組の班に分け、簡単な自己紹介を行なった後、ポスター発表を実施しました。今年度はポスター発表希望者が多く、各班で活発な議論が繰り広げられました。どの班においても参加者同士が親睦を深めながら、熱心に研究について議論する姿が見られ、研究に対する参加者の熱意が感じられるセッションとなりました。
フリーディスカッションの時間では今年度は例年と比べて限られた時間での実施となりましたが、各所で活発な交流が見られました。参加者は興味を持ったポスターを自由に訪れ、研究内容について議論を深めるとともに、異なる専門分野の研究者との意見交換を楽しんでいました。普段接する機会のない研究分野に触れることで新たな視点や発想を得るきっかけにもなり、短い時間ながらも有意義な交流の場となりました。
交流会終了後に実施したアンケートでは回答者の約9割から「満足」または「とても満足」との評価をいただきました。一方で、交流時間の確保などに関する貴重なご意見もいただき、今後の企画をより充実させるための課題も明らかになりました。本交流会が若手研究者の皆様にとって新たな出会いや研究の発展、さらには今後のキャリアを考えるきっかけとなれば幸いです。来年度も皆様からいただいたご意見を活かしながら、若手蛋白質科学研究者同士が所属や専門分野を超えて交流できる場を提供してまいりたいと考えております。
本交流会は、若手育成執行役員である東北大学・南後恵理子先生、兵庫県立大学・當舎武彦先生をはじめ、以下の皆様とともに運営いたしました。
- 北海道大学:露木貴浩さん、野間井智さん、飯塚祐太さん、山田絢華さん、小林颯太さん
- 東北大学:福田諒哉さん、寺井宥人さん
- 千葉大学:伊藤敦之さん、吉岡篤志さん、吉岡龍飛さん
- 東京大学:淺野梨紗さん、伊藤沙衣さん
- 東京科学大学:池田刀麻さん、小関悠希さん、田川純平さん
- 京都産業大学:中⻄蓮さん、二宮優季
- 大阪大学:古田勇馬さん、山本那菜さん、山﨑真奈さん、北畑俊翔さん
- 兵庫県立大学:片岡万知華さん、川上凌平さん、吉田昌紘さん、南埜歩希さん
- 鳥取大学:徳久歩乃佳さん、Muhammed Hamza Afandiさん
- 鹿児島大学:辻さやかさん
- 京都産業大学:中⻄蓮さん、二宮優季
最後に、このような貴重な交流の場を設けてくださった年会⻑の永野真吾先生、企画・運営にご尽力いただいた皆様、そして何より本交流会にご参加くださった皆様に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。